ドルストリート(Dollar Street)というサイトがあります。
50か国の264家族の生活を写真、動画をとおして見ることができます。
人々の生活が所得の低い人から高い人まで並んでいているのが特徴です。
出典:Dollar Street - photos as data to kill country stereotypes (gapminder.org)
ドルストリートについて以下の説明があります。
世界の人の生活を想像してみよう、というのがこのサイトの趣旨です。
世界を収入順に並べられた通りとして想像してみてください。誰もが通りのどこかに住んでいます。最も貧しい人々は左側に住み、最も裕福な人々は右側に住んでいます。他の誰もがその間のどこかに住んでいます。ドルストリートのすべての家をあなたが訪問することを歓迎します!
出典:About | Dollar Street (gapminder.org)を参考に筆者翻訳
写真、動画の中では、日常の生活風景から、キッチン、トイレ、靴、手洗いなどなど、いろいろな写真があります。
ある特定のカテゴリーで検索することもできます。
例えばトイレ。収入が上がるにつれて、きれいなトイレになっているのがわかります。
出典:Dollar Street - photos as data to kill country stereotypes (gapminder.org)
こちらはベッド。ベッドも収入によって装飾が変わることが分かります。
出典:Dollar Street - photos as data to kill country stereotypes (gapminder.org)
こちらはリビング。リビングも収入が上がるにつれて、リビング内のアイテムが増えたり、豪華になっているように見えます。
出典:Dollar Street - photos as data to kill country stereotypes (gapminder.org)
こちらは食事風景。個人的には、食事風景が一番バラエティがあって面白いです。収入が上がれるにつれて品数が増えたり、お皿が変わったりなどあります。
ただ、食事風景は、その国の文化も反映するようにも見えます。収入が増えてても食事はパパっと済ませる国もあるようです。
出典:Dollar Street - photos as data to kill country stereotypes (gapminder.org)
こちらは水の調達。所得が低い人は自分から水を取りに行く形ですが、所得が高くなるにつれて水が自分の家にくるようになります。
出典:Dollar Street - photos as data to kill country stereotypes (gapminder.org)
色々な写真があってみるだけで楽しめます。いろんな国を家庭訪問するようなイメージですね。
同じ国だけで写真を選ぶこともできます。
ドルストリートを見ていると、所得レベルは住居環境に大きな影響を与えていることがよくわかります。
また所得が上がるにつれて、必須品以外のもの、高価なモノが増えていくことがわかります。
もう一点大切なのは、所得レベルが同じであれば、国が違っても共通する部分が多いということ。つまり、共通している要因は、文化の違いだからではなく、所得の違いであることが分かります。
とても当たり前のことかもしれませんが、この気づきを実際の生活する人たちの写真から理解することができます。
是非ドルストリート覗いてみて下さい。
Dollar Street - photos as data to kill country stereotypes
www.gapminder.org
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