途上国滞在記

バングラデシュで会社訪問その2

2010年10月15日

みなさまこんにちは。今日は先日実施した会社訪問の報告でも。今回訪問したのはIT関係。社長は私のMBAの同級生。彼の親戚がプログラミング会社を起業し、1年後当時大学生だった彼に全権が委ねられた。28歳にして社長歴7年。
会社のメイン事業はソフトウェアの開発・販売、オフィスITコンサルティングの2つ。インターネット経由の音声プログラミングに強み。スカイプのようなネット電話をオフィス用にアレンジしたもの、というイメージ。従業員数25名、顧客数は200社。私のIT関係の知識が少ないからか、あまり深く話ができず。反省。
今後のバングラデシュの発展に話が及んだときの彼の言葉が印象的。「今低賃金でバングラデシュが注目されているが、それもこの2~3年まで。人件費上昇に伴って、多人口、低賃金に頼った事業の成長は頭打ちになる。頭脳、知識をメインに戦う時代がすぐに来る。」 低賃金で注目されている今を否定し、先を見越して行動する。彼の経営者としての才覚か。
また彼は言う。「私はお金儲けのために仕事をしたくないんだ。私はピースフルに生きれればいい。そのしん、君はどうだい?何のために仕事をしてるんだい?」。この国のある程度成功した経営者はみな同じようなことを言うのは気のせいか。それは宗教的な価値観、倫理観なのか。もちろん私には夢がある。しかし彼のような崇高な精神からではなく、人に優秀だと認められたい、金銭的にも大きな人間になりたい、という利己的な面も大きい。年6%の経済成長をするバングラデシュと、年1%前後の日本。両国で育まれた仕事観は違って当然。それは仕事に対してのモチベーションにも反映されているのか。
この国に来て久しぶりに感じた価値観の違い。ただこれは決して文化的価値観の違いではなく、彼と私の価値観の違い。私は金銭的に満たされている彼のような崇高な精神は持てないだろう。今日はこの辺で。それではまた。

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