途上国滞在記

バングラデシュの車事情

2010年10月14日

みなさまこんにちは。今日はバングラデシュの車事情について。
私の仕事の関係上、車事情、特に四輪自動車事情については興味のある事柄の一つです。前述でバングラデシュでは様々な種類の車両があることは触れました。リキシャ、CNG(三輪自動車)、四輪自動車、トラック、バス。大きさ、スピードも異なる車両が同じ道路を走るので、渋滞の原因にもなっています。
バングラデシュの四輪自動車に限っていうと、トヨタが約80%のシェア。ほとんど中古車だと思われますが、車種としてはカローラが目立ちます。あくまで生活している中で私が調べた数字ですのであしからず。その次はホンダ、日産、三菱、マツダ、欧米車、ヒュンダイ、スズキが続きます。お隣インドで高シェアを握っているスズキはこちらではほとんど見ません。この2ヶ月ほどで私がスズキ車を見たのは3台ほど。それほどインドとバングラデシュの車事情は異なります。
さてではなぜこれだけトヨタが高シェアを握っているのでしょうか。友人のドライバーさんに聞いたところ、「トヨタ車は品質がいいし、ちょっとやそっとじゃ壊れない。それに修理用の部品が手に入りやすいんだ」とのこと。確かに正規品、非正規は別として世界で一番売れているトヨタ車ですのでそのための部品は手に入り易いのでしょう。日本の廃車エンジンが、海外で修理用部品として高く売れるという話は私も日本で聞いたことがあります。
しかし「品質が良く、修理もし易い」。そのようなイメージを消費者に植え付けるには初めに何か仕掛けがあったはずです。ただ、広告に関していうとトヨタは全くこの国で広告を打っていないように感じます。TV、新聞でもトヨタ車の広告を見たことはありません。むしろホンダ、三菱が積極的に広告をしている印象があります。
最初の仕掛けは誰がどのように行ったのでしょうか。非常に興味が沸いてきます。今後アンテナを立てて色々調べていきたいと思います。さて今日はこの辺で。それでは。
写真:バングラではトヨタ車はみなが欲しがる車。
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