みなさまこんにちは。このところ引越しでバタバタしていて更新を怠っておりました。申し訳ありません。
さて私事ですが、この度ダッカにて一人暮らしを始めました。これまでは以前お世話になった方の自宅で居候をしていたのですが、大学が始まるのを機に大学近くにアパートを借りた次第です。
この国での部屋探しで重要なのは「足」。日本でいう「不動産屋さん」なるものがきちんと確立されていないバングラデシュでは、基本的に自分で住みたい場所を選んでその周辺でひたすら聞き込みを行うのが常套手段。「TO LET」の看板を掲げているアパートに入っては大家さんと交渉、大家さんがいなければ看板に書いてある電話番号へ直接電話し交渉。この作業を繰り返します。
当初私は一人で住める小さめの部屋を探していたのですが、なかなかありませんでした。この国のアパートは基本的に家族向けに設計してあるため、どの部屋を見てもベッドルーム3つと大きなダイニングルーム、キッチンという作りばかり。一人で住むワンルーム+キッチンの作りの部屋は存在しませんでした。
では地方から出てきた学生はどうしているかと言いますと、5~6人でルームシェアをして生活するのが一般的。みんなでお金を出し合ってお手伝いさんを雇って炊事洗濯をしてもらい、自分たちは勉強に集中。これがダッカでの学生のスタイルです。
さて私の場合はと言いますと、勉強もかねて最初は一人で住みたいと思って、小さめの部屋、かつセキュリティー、ジェネレーターを完備しているところを探していました。しかしそのようなところは極少数。完備しているところほど部屋は大きくかつ「バラベシ(家賃高し)」となります。※この国では計画停電がありますので、停電時ジェネレーターを回し臨時に電気を供給してもらいます。
合計20数件見たでしょうか。最終的に贅沢と思いましたが、セキュリティー等を優先して家賃高めの部屋を借りることとしました。部屋数はなんと3部屋!!最初は1部屋だけ使って、余裕があったら残りをゲストルームにするなど活用していきたいと思います。
面白かったのは契約の仕方。日本でも敷金、礼金等独特の習慣がありますが、この国でも前金制度は存在します。私の場合は前金として家賃の2か月分払いました。その前金はこの部屋を出て行くときにちゃんと全額返してもらえるお金です。特に出るときに清掃代とかがここから引かれるわけではありません。ではどうしてこのような制度が存在するのでしょうか。
一つはこの国の預金金利の高さ。定期預金で預けた場合、利率はなんと約8%!1年間大きなお金を預けるとそれなりのお金が入ってくるというわけ。もちろんローンを組んだら10%以上になるのですが。
この国での一人暮らしを通して気づいたこと等、またこのブログでご報告させて頂きます。それではまた。
写真①私の部屋。カーテンは頂き物なので丈がまだあっていません。今度直してもらう予定です。写真②近くのバザール(市場)。住まいから歩いて一キロちょっと。スーパーもあるので日用品には困らない。写真③明日の大学のオリエンテーションのために泥だらけの革靴を磨いてもらいました。一回20タカ(≒26円)。
写真①写真②
写真③

バングラデシュでの引越し
2010年9月19日