本記事の内容
- ①プロとして国際協力で求められる英語力は「TOEIC730点」以上です
- ②英語学習の始め方
- ③達成した後の話(プロになる感覚をつかもう)
本記事の信頼性
記事を書いている私は、プロとして国際協力を仕事にして4年、アマ時代も含めると17年国際協力に携わっています。出張やオンライン現地関係者との会議で日常的に英語を使っていて、TOEICは900点を超えています。
読者さんへの前置きメッセージ
本記事では「国際協力に興味があって、英語を頑張りたいけど、どう頑張っていいかわからない」という方に向けて書いています。
この記事を通して、国際協力のキャリアを形成するにあたっての具体的な語学学習のステップまでをイメージできるようになると思います。
私自身大学時代、国際協力に興味があったのですが英語ができずないなか、試行錯誤で英語を学んで人生が変わりました。感謝の気持ちを込めつつ、記事を執筆します。
英語の勉強は始めるハードルが高いですが、オンラインレッスンだと無料で始める方法もあります。このページを見てから英語を始めるべきか判断していただければ^^オンラインレッスンの「レアジョブ英会話」
それでは、さっそく見ていきましょう。
①プロとして国際協力で求められる英語力は、「TOEIC730点」以上
結論として、TOEIC730点をとればOKだと思います。
TOEIC730点あれば、ある程度英語でコミュニケーションをとることが可能ですし、一般的にもそのように評価されます。
TOEIC730点が目安である根拠とは
数字をもっての説明がなかなか難しいのですが、業務上における英語でのコミュニケーションでは最低限このレベルが求められると思います。
国際協力機構(JICA)では以下のような指針を出しています。私個人もこの目安は私の実感と近いです。
コミュニケーションレベル A(十分なコミュニケーションが可能)
英検準1級以上、TOEFL®550点(CBT 213点、iBT 79点)以上、TOEIC®730点(S&W 290点)以上出典:(JICA海外協力隊)語学力審査について
英語を使って何ができるか、という話
例えば、オンライン会議や出張での込み入った議論を相手政府関係者と行う場合、このレベルの英語力は必ず必要になります。単純な意思疎通としてのコミュニケーションではなく、「議論」となるとさらにTOEIC730点プラスαも必要です。
国際協力の現場で求められる英語力は、通常のYES/NOの単純な会話と異なり、相手の疑念、疑問に対して、瞬時に適切な言葉選び対応する瞬発力が求められます。目の前にいる政府関係者は忙しく、次にきちんと時間を取ってくれるか保障がないかもしれません。そんな中、「こう説明しなきゃ!」と思って英語をいろいろ考えている間に発言の機会を逃してしまい、きちんと相手に説明する機会を逃してしまっては仕事の面において大きな損失です。
また国際協力関係の仕事に応募する際にも、TOEIC730点は最低条件となっている場合が多いです。語学で足切りにならないようにこの点数はしっかり超えていきましょう。
その他、国際協力人材に必要な能力についての以下「Partner」という国際キャリア総合情報サイトでまとまってますので、よろしければ覗いてみてください。
一方で確かに、TOEICの点数が低くても海外の仕事ができる人はいらっしゃると思います。ただ、国際協力の業界でプロとして相手と議論し、自らの意思で相手に動いてもらうという仕事をする英語力を手に入れたい場合は、TOEIC730点を目安として差支えないと思います。
英語を勉強することは人生に大きくプラスに働きます、マイナスはありません。まずはTOEIC730点を目指して勉強してみましょう。
②TOEICの点数を効率よく上げるなら、公式問題集一択!
目標をTOEIC730点としたら早速勉強してみましょう!近道は、TOEICの公式問題集を解くこと、です。
なぜTOEIC公式問題集なのか
国内の多くの出版社がTOEIC攻略本を出しておりますが、まずはTOEIC公式問題集を解くことを強く強くお勧めします。
公式問題集は、テスト実施期間のETSが作った本番と同程度難易度のテストです。これを繰り返し解くことで、自然と単語、文法、リスニング、果ては時間配分のコツなんかも習得可能です。
効率よく楽に勉強するなら、ツールを使いましょう。
TOEIC公式問題集と相性がいいのがこのアプリ。
AI英語教材 abceed(エービーシード)
www.abceed.com
マークシートアプリなのですが、なんと公式問題集の答えがすでに入っていて、アプリをぽちぽちしていってテストが終わったら一瞬で採点してくれるのです!自分で紙に書いて、自分で点数計算する手間が省けます。このアプリと公式問題集のリスニングをスマホに入れて持ち歩けば、いつでもどこでもリスニング試験できちゃいます!本当に便利!
全部やるのは面倒だと思う方がいらっしゃることも理解いたします。ただ、一方で「私は文法が得意だから文法を集中してやりたい!」という方もいるかもしれません。たしかに日本人にとって文法パートは取りやすい所の1つです。
ただ、英語学習において70点から80点に上げるのと、80点から90点に上げるのを比較すると数倍の労力と時間に差があります。まだTOEIC点数を大きく伸ばすことを目標とするなら、満遍なく伸ばす勉強をされることを強くお勧めします。少ない労力で全パートで点数の底上げが期待されますので。
公式問題集をしっかりといて、TOEIC730点を効率よく目指しましょう!
英語のアウトプットのためにオンライン会話も有効です。以下の記事も宜しければどうぞ。
レアジョブ レッスンの始め方 簡単3ステップ!(始めての方必見)
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③TOEIC730点達成した後の話をしましょう(プロになることを想像しながら)
ここまで読んで、「国際協力にかかわりたいからTOEIC730点目指そうかな」と思った方は素晴らしいです。しかしまだまだTOEIC730点はゴールではなく、スタート地点となります。730点を取ってからでもよいのですが、今からでも「TOEIC730点取ったらどうなるのか?」について具体的に想像してみましょう。
TOEIC730点をクリアした後の未来とは
TOEIC730点をクリアしたら、国際協力関係の求人。おそらく応募できる求人が増えている状態だと思います。
TOEIC730点取れたら、応募できる求人を実際に調べてみましょう。
例えば、Partnerで紹介されるJICA関連の求人なら、語学力730点以上あればほとんどが応募可能です。以下Partnerで求人内容を確認して具体的に仕事のイメージを持ってみましょう。
PARTNER:求人を探す
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将来のキャリアを考えることは、英語学習のモチベーションアップにも効果あり
パートナーではキャリア相談も可能です。求人情報を確認したりキャリア相談を受けたりしながら、自分のキャリアを具体的にイメージすることで、英語力を高めるモチベーションにもつながります。
ですので、英語を勉強しながらご自分のキャリアについても考えてみましょう!
まとめ:国際協力業界で活躍するなら、TOEIC730点取得がスタート地点です。
記事のポイントをまとめます。
- プロとして国際協力業界で活躍するためには、TOEIC730点取得を目安としましょう。
- TOEIC730点以上あると、国際協力の現場で必要な英語力の素地があるとされます。
- TOEICの点数を上げるのはやみくもにやってはNG。
- 公式問題集を使って効率よく勉強し、点数をアップさせましょう。
- TOEICの勉強をしながら、同時にPartnerなどで情報を収集し、自分の将来を具体的にイメージしてみましょう。
このようなイメージでしょうか。結論として、公式問題集を活用してTOEIC730点を効率よく目指しましょう、ということですね。
英語学習に投資することで、人生を豊かにするコミュニケーション力が身につきます。それは仕事を進めるうえで重要なスキルです。現代を生き抜くうえでは必要な投資だと思いますので、ぜひどうぞ。私も引き続き、英語を学び続けます。