私は大学院を二つ出ておりますが、一つ目はバングラデシュという途上国の大学院でした。
途上国の大学院への留学はとても面倒くさいです。私は欧米の大学院へ留学したことがないので比較は出来ないのですがおそらく、いや、間違いなく面倒くさいです。
大抵途上国の大学院へ留学を志すと、以下の流れを辿ることになります。
まずお目当てに大学窓口へ①メールを打つ、です。
大抵の大学はHPを持っていて、問い合わせ先としてメールアドレスがあります。ただ、そこにいくらメールしても返事は返ってこない(場合が多い)。人材を配置してないとか、忙しいとか色々理由はあると思いますが、基本放って置かれることが多いと思います。私もそうでした。
メールをやっても無しのつぶてなら次にやること、②電話して見る+書類を送りつける、です。
ただこれも効果が薄い。電話をしてもいきなり切られたり、電話が繋がってもきちんと相手をしてくれなかったり。それもそのはず、相手は遠い外国にいる学生。日々忙しい大学職員からみればあまりたいしたお客さんではないかもしれません。私の場合はとりあえず担当者は分かったので、その人相手もFedEXを使って入学願書一式を送りました。ただし、これもなしのつぶて。
それでも駄目なら、それは③直接行って直談判、です。
私の場合、事前にアプライする大学をいくつか選び、会社の夏休みを利用して1週間現地の乗り込みました。
ただここでも正攻法に窓口に行っても、「じゃあこの時期に願書出しに来て」で終わってしまいます。私には一週間で決める必要あるのに!!
その場合大切なことは事前に現地の協力者(ある程度大学にコネがある方)のツテを頼ることが必要です。
私の場合は、友人を伝って、現地政府要人を頼って行きました。当初はその方に色々紹介してもらおうと思っていました。
最終的には思わぬところで私が行きたかった大学の創設者にお会いすることになって・・・、と予想外にコトが動きましたが、やはり事前の準備は大切です。
もちろん、大学の入学基準はクリアしていることはもちろんです。かつ、現地でチャンスが来たらすかさず書類と、いかに自分が入学することでこの大学、ひいてはこの国にとってメリットがあるのかを熱くプレゼンをするのです!少しくらい大げさであってもいい!!
窓口を無視してトップダウンに頼ることにいろんなご意見もあると思いますが。しかし何度も来る時間もない外国人が入学をきめるためには、窓口だけではなく、トップダウンの意思決定が必要です。途上国の場合は特に現場に権限が委ねられていない場合が多いので。
もし途上国の大学院へ行きたい、興味があるという方がいらしたら上記①②③の順にトライしてみては如何でしょうか。
きっと道は拓けます!
↓私が留学したバングラデシュの大学です。ご興味あればご覧ください。
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