途上国滞在記

バングラデシュで散髪

2010年11月22日

みなさまこんにちは。今日はバングラデシュの散髪事情でも。
今日長くなった髪を切りに散髪屋さんに行ってきました。散髪屋さんにも色々ランクがあり、美容室と呼ばれるようなハイレベルのものから一般の方が通う商店街の床屋さんまで様々。今回私が行ったのは男性が行く床屋さんでも高いレベルのところです。値段はカットのみ(シャンプー無し)で250タカ(≒325円)、シャンプー込みで400タカ(≒520円)。この国の日雇いの肉体労働者の日給が250タカ(≒325円)なので、いかに高いかお分かり頂けるかと思います。一般の方の行くいわゆる床屋さんはカット40タカ(≒52円)。バングラデシュの男性は大体月2回通うのが一般的。皆さん短く清潔な髪型を好みます。
さて散髪屋さんでの流れですが、基本的には日本と同じシステムです。お店に入ってカットしたい旨を伝え、椅子に腰掛けます。そして担当の方に「こういう髪型にして!」という想いを伝えます。なかなか伝わらない場合は、髪型の写真集が用意されているのでそれを使ってどういう髪型が好みか伝えます。そしてカット。使う単語は「短くして」「薄くして(=剥いて)」「そのまま残して」等々。切り終わったらシャンプー、シャンプー無しだったらドライヤーで髪を飛ばして終了。時間は30分くらいでしょうか。結構仕事が早いです。仕上がりもなかなか満足いく出来。
担当の方によると、バングラデシュにはカットを学ぶための学校はないとのこと。勉強するためにはお店に入って先輩(師匠)から教えてもらうのが一般的。担当してくれた方も他のお店で勉強して、今のお店に転職したとのことです。これから経済発展とともに美容やお洒落にお金をかける層が増えてくれば、このような美容関係のビジネスの需要を増えてくることでしょう。そうなるときちんと美容関係の学校で体系的に知識が習得することが魅力的になってくるはず。学校ができる日もそう遠くないように感じています。今日はこの辺で。それではまた。
写真①:私の行った床屋さん(メンズサロン)の外観。階段を上がったところが入り口。
写真②:メンズサロン。カットは250タカ(≒325円)。
写真③:商店街の一般の方が通う床屋さん。カットは40タカ(≒52円)。仕事中に写真を撮らせてもらいました。
写真①Image0123_R.jpg写真②Image0122_R.jpg写真③Image0127_R.jpg

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