みなさまこんにちは。今日は名刺作りのお話でも。
日本からの持ってきた名刺もついに無くなり、所用でボナニに行くついでに名刺を作ることにしました。場所はグルシャン・ドゥイ・ノンボル。このあたりは繁華街というかレストランに行くにも買い物をするにも何でもそろっている場所です。
そこの一画にオフィス文具店街を発見。どのお店に入ろうか。なかなかお店がいっぱいあって決められません。今でも不思議なことの一つなのですが、この国では同じ種類のお店が同じ区画に集まる傾向があります。アパレル関係のお店が集まるのは理解できます。同じ分野でもそれぞれ個性のある商品が置いてあれば、それは差別化できるからです。ただ文具のように特段お店ごとに差が出ない商品にも関わらずこのように同じ区画に集まるメリットは何なのでしょうか。お客さんが集めやすい?在庫を店同士融通し合える?謎の一つです。
さてそんな外国人から見たら同じようなお店が多々並んでいる場合、いいお店を選ぶにはどうしたら良いか。答えは単純です。それは「お客さんがたくさん入って賑わっているお店を選ぶ」です。私はその基準で選んで高確率でいいお店に出会っています(と自分では思っています)。今回も忙しくお客さんが出入りしているお店へ。
そこで名刺作成を頼んだところ対応が早い早い。なんと40分で名刺200枚できちゃいました。まず参考として渡した私の名刺をスキャナーで取り込み、パソコンでソフトを使って同じようにデザインしていきます。しかも会社のロゴまで取り込んでくれました。デザインが終わったら、印刷、そしてカット。カットは一枚一枚カッターで。
「重ねてまとめて切ったほうが早いんじゃない?」と私。
「いや、微妙に印刷がずれてるからまとめて切るとだめなんだ。だから一枚ずつやるよ」と彼。
彼のプロ意識に感動。
最後名刺を渡し際、「デザインをパソコンに保存したから、次回は名前を言えばすぐに印刷できるよ」と彼。
もう感動の嵐です。
もしかしたらお仕事としては当然の流れなのかも知れませんが、私はここまできちんとやってくれると思っていませんでした。お仕事に限らず、自分が予想したこと以上の対応を相手がしてくれたら、人は感動するもの。今日のお店の方の対応はまさに私を感動させてくれました。サービスという概念が根付いている。そう思えた一日でした。今日はこの辺で。それではまた。
追:ちなみに代金は名刺200枚400タカ(≒520円)でした。
写真①:名刺データを取り込み、パソコンにてデザイン中。
写真②:一枚一枚カット。
写真①写真②

バングラデシュで名刺作り
2010年10月19日