途上国滞在記

バングラデシュでノンアルコールビール

2010年9月29日

みなさま、こんにちは。
私のパソコンがウイルスに犯され、数日その対応に追われておりました。更新ができず申し訳ありません。また宜しくお願い致します。
今日はノンアルコールビールのお話。日本ではドライバーさんのためのノンアルコール飲料が人気とか。バングラデシュでもノンアルコールビールがあります。ただしこちらはドライバーさんのためではなく、アルコールが禁止されているイスラム教徒向けの飲み物です。バングラデシュはそのイスラム国ですので、当然ビール等のアルコール類は禁止。市場に出回っていません。しかし最近うわさで、0%と書かれているけど実際は少しアルコールが入っているビールテイスト飲料があるらしい、と聞いて気になっていました。今日その飲み物と思われるものを近くのスーパーで発見!ラベルを見てみるととほとんどが中東産。棚に並んでいたのは5種類ほど。店員さんに聞くと、「とても売れてる」とのこと。こういうのは試してみるのが一番と1本85タカ(≒111円)購入。
さて夜です。キンキンに冷やしたグラスに、そのビールテイスト飲料を注ぎ、いざ挑戦!・・・うーん、ビールのような色、香りなのですがやはりいまいち美味しくない。味が分かったら次はアルコールの有無なのですが、これはなかなか判断が難しい。私は日本のビールテイスト飲料も飲んだことがあるのでそれと比較すると、こちらのほうがのど越しがややきつい感じがしました。このきつさがアルコール(?)と思いましたが、定かではありません。
結局馴染めずグラス一杯で飲むのを断念。今度何か面白そうなものがありましたら、挑戦してみます。
この飲み物は、「イスラムの教えは守らないいけない、でもビールの雰囲気を味わいたい」という二つの気持ちの狭間で揺れ動く非常に人間味あふれる商品、という結論に至りました。今日はこの辺で。それではまた。
写真:中東産のノンアルコールビール。
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