現在、バングラデシュの首都ダッカで、都市高速鉄道(メトロ)計画が進行中です。
今日もニュース解説、いきましょう!
ダッカのメトロ車両がついにお披露目!
本日都市高速鉄道の車両のお披露目式がありました!
Metro train in public domain for the first time | The Daily Star
www.thedailystar.net
詳しくは同記事をご確認いただきたいのですが、無理やりまとめると以下のとおりです。
①メトロの車両の検査と、報道機関向けのお披露目式があった。
②交通大臣は「メトロはもはや夢ではありません。それは現実です」と語った。
③このウットラーモティジール間20.1kmの路線が開通すれば、1時間あたり6万人の乗客を運び、少なくとも2時間かかる移動時間を36分に短縮する。
どんどん現実になる、ダッカ都市高速鉄道(メトロ)計画。現在、MTR6号線は2021年に部分開通を目指しています。
そして、ついに、ついに、本日車両お披露目式がありました!
出典:দেশের যোগাযোগ ব্যবস্থায় আজ অর্জিত হলো নতুন এক মাইলফলক! | Dhaka Metro Rail | Somoy TV - YouTube
改めてメトロ建設に解説しますね。
メトロ建設の概要:3路線を建設中
今ダッカのメトロ建設は以下ルートで建設しています。
出典:バングラデシュ、悲願の交通渋滞解消へ | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ (jetro.go.jp)
順番としては、まずウットラ(Uttara)からモティジール(Motijheel)までの南北MRT6号線が開通。
その後、MRT1号線は、ダッカ国際空港から住宅街であるダッカ北東部のボシュンドラ(Bashundhara)や東部バッダ(Badda)を経由し、国鉄のダッカ中央駅のある南部カムラプール(Kamalapur)まで南北に延びる空港線です。
MRT1号線はバングラデシュ初の地下鉄となり、2026年に開通の予定です。
さらに、東西MRT5号線は、ダッカ商業中心地区のボナニ、グルシャンを通り、MRT1号線および6号線とも接続し東西を結ぶ地下鉄で、2028年に開通予定です。
渋滞緩和だけでなく、社会慣習も大きな変化も
メトロが完成すれば、渋滞緩和につながることは間違いないと思います。少なくとも悪化することに歯止めはかかるでしょう。
渋滞緩和だけでなく、大気汚染の軽減にも大きなインパクトがあると思われます。
ビジネス慣習の変化ももたらすのではと思います。
都市鉄道が導入された国々では、時間通りに運航する電車が公共交通機関の主役になると、みんなが時間を守るようになるとか、アポでドタキャンがなくなるとか、社会的な慣習にも大きな影響があったそうです。
バングラデシュでもメトロが開通することで、社会習慣も大きな変化がありそうです。
現地報道からも、このメトロに対するバングラデシュ国民の期待は非常に高いとわかります。
コロナなどの困難を乗り越え是非完成に向けて頑張ってほしいと思います。