バングラデシュとインドの国境閉鎖をさらに14日延長するとのことです。
今日も気になるニュースを見ていきましょう!
インドとの国境閉鎖がさらに14日間延長!
インドとの国境が14日間、5月23日まで延長
バングラデシュの「The Business Standard」によると、インドとの国境閉鎖を14日、5月23日まで延長するとのことです。
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Bangladesh extends closure of borders with India: Border with India to remain shut for another 14 days
www.tbsnews.net
この記事を、むりやりまとめると以下のとおりです。
①政府は、コロナの状況がインドで悪化し続けているため、インドとの国境の閉鎖をさらに14日間延長することを決定した。
②以前の決定によると、バングラデシュとインドの間の人間の一般的な動きは、陸と空港を通して一時的に中断されたままになる。
③インドから帰国するバングラデシュ人は、72時間以内のPCR陰性証明書が必要であり、その後14日間の隔離が必要になる。
④インドからの輸入品を運ぶ車両は、バングラデシュの国境に入る前に適切に消毒をする必要がある。
⑤バングラデシュでもインド変異株が発見された。
早めにインドの国境を閉鎖したバングラデシュですが、さらに14日延長して、インドからの変異株の流入を止めるつもりのようです。
隣インドの医療崩壊を見ると、日に日にバングラデシュ内でも恐怖感が増しています。
ジョソール近くのベナポール陸路国境
バングラデシュでも発見されたインド変異株
驚いたのは、「バングラデシュでインド変異株が発見された」というところです。
インドのコロナウイルス株の確認された症例がバングラデシュで検出された、と疫学疾病管理研究研究所(IEDCR)はこう語っています。
「コロナウイルスのインド変異株は、ダッカのエバーケア病院でのサンプルテストで検出されました。」
バングラデシュにもインド変異株が入ってきているのは非常に怖いですね。
インドの状況について改めて確認していきましょう。
インドのコロナ感染状況は?
以前こちらの記事で紹介した、「Our World in Data」というサイトで、世界の感染者状況をグラフ上で比較することができます。
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バングラデシュのコロナ感染者数状況(参考になるサイトをご紹介!)
続きを見る
このグラフは一日の新規感染者の推移をグラフ化したものです。
上から、インド、日本、バングラデシュとなります
比べるとその違い一目瞭然ですね。
隣インドの状況と比較すると明らかに改善していると言えるでしょう。
インドは、もう坂というか壁のような状態になっています。
先ほどの記事でも、インドの状況が記載されています。
インドは医療用の酸素がの供給が危機的なレベルまで枯渇しています。
診察も間に合っておらず、医師の診察を受けるために並んで待っている間に患者が亡くなっているとのことです。壊滅的な新たな感染の急増に、医療現場が圧倒されています。
インドは5月8日(土)に一日の新規感染者数40万人以上を記録。
また一日で4,187人の新たな死者が出て、現在の犠牲者数は23万8千人を超えています。
さらに、この統計数字で拾えていない人が多いとのことで、実際はまだまだコロナ亡くなった人がいるのではないかとのことです。
ワクチンも製造してるインドが、まさかこのような事態になると誰も想像しなかったと思います。
インドの状況を特集しているニュースをここで共有します。
非常に恐ろしい状況であることが分かります。
火葬すらできない状況、また酸素がなく治療が満足にできない状況が見てとれます。
今後はどうなる?イード休暇後のコロナ状況を注視
ではバングラデシュはどうなるのか。
バングラデシュも5月16日(日)までロックダウンを延長しています。
ただ、ロックダウンは延長したものの、気のゆるみ、買い物で密になったり、家族や友人と食事をとる機会が増えたり等で、密になる機会は増加していると言えます。
ラマダン(断食月)明けのイード休暇が5月13日~15日の予定です。
通常イード休暇は、日本のお盆・お正月の同じように、自分の実家に帰り、家族と一緒に過ごすのが普通です。
ただ、今回は、政府は、「田舎に帰るな!ダッカにいなさい!」とキャンペーンを展開しています。
ただ、そのキャンペーンもむなしく、多くの人が自分の実家に移動しています。
ロックダウンと言われていますが、実際かなり形だけになりつつあることが分かります。
このニュースでもフェリーで、田舎に移動する人たちについて報道しています。
フェリーにぎゅうぎゅうに人が詰め込まれていますね。。。完全に密な状態です。
人が大きく動く今週。この2週間後の、5月下旬にコロナの新規患者がどうなるか、要注視だと思います。
改めて、3密回避、家に帰ってきたら手洗い、消毒。できることをしっかりやっていきたいと思います。