バングラデシュのロックダウン(都市封鎖)が5月5日(水)まで延長ということが正式に発表されました。
Govt imposes additional restrictions till May 5 and ban entry from India
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この記事をむりやりまとめると以下のとおりです。
①インドからの入国を禁止する。ただし、日用品等の輸入は可。
②ショッピングモールや商店は、適切な感染対策を行った上で、午前10時から午後8時まで営業可。
③中東、シンガポール、マレーシア、中国から来る、ワクチン接種証明書とPCR陰性証明書を持つ乗客は、14日間家自宅隔離をする必要がある。しかし、彼らは地元の警察署への帰国と検疫について通知しなければなりません。
④上記③の国からくる、コロナ陰性証明しか持っていない乗客は、政府の管理下もと3~5日過ごした後に、PCR陰性が確定後、14日間自宅隔離とする。また彼らはそれぞれの警察署に通知しなければなりません。
⑤上記③以外の国からの乗客は、自費で政府指定のホテルに14日間の検疫に滞在します。
かなり厳しい内容になっています。ワクチンを接種していない乗客にかんしては、政府管理のもと(=政府指定のホテルに自費滞在)3~5日過ごし、その後も14日自己隔離が必要、かつ警察署に通知!が必要となります。
また一方で、国際線のルールや規制を決める、バングラデシュ民間航空局(CAAB:CIVIL AVIATION AUTHORITY OF BANGLADESH)からは別の通知が発表されています。
この通知をむりやりまとめると以下のとおりです。
①国際線フライトの運航停止期間について、5月5日(水)23時59分まで延長する。
②措置の対象は、一部の特別許可便を除く商用旅客便で、医療目的や人道支援目的のフライト、貨物便などは今回の規制の対象外。
③上記②で許可を得た商用便は、バーレーン、中国、クエート、サウジアラビア、オマーン、シンガポール、カタール、アラブ首長国連邦(UAE) である。
④ PCR陰性証明を持っている乗客は、政府が指定したホテルで3日間の隔離措置を完了する必要がある。PCR検査後に陰性であれば、その後11日間の自宅隔離とする。
最後の部分が政府が発表した内容とCAABが発表した内容との相違です。
政府の発表は、「政府の管理下もと3~5日過ごした後に、PCR陰性が確定後、14日間自宅隔離とする。また彼らはそれぞれの警察署に通知しなければなりません。」
一方、CAABの発表は「政府が指定したホテルで3日間の隔離措置を完了する必要がある。PCR検査後に陰性であれば、その後11日間の自宅隔離とする。」
政府の発表は、最長隔離期間は19日(強制隔離最長5日+自己隔離14日)、CAABは、14日(強制隔離3日+自己隔離11日)となります。
この5日は非常に大きな差だと思います。
かつ政府発表は地元警察に通報?しなければいけないとのこと。その方法もわかりませんし、非常に不透明な運用になりそうです。
朗報としては、完全な国際線停止ではない、ということです。
バーレーン、中国、クエート、サウジアラビア、オマーン、シンガポール、カタール、アラブ首長国連邦(UAE) は一部商用便OKということです。
日本人になじみがあるのは、カタール航空、エミレーツ航空、シンガポール航空でしょうか。
この航空会社は、引き続き利用が可能となる可能性あります。
ただ、状況はコロコロ変わります。今後も状況を確認して発信していければと思います。