日本がロヒンギャ支援で20億円を拠出するようです。
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記事をむりやりまとめると以下のとおりです。
- ミャンマーで迫害を受けている少数民族「ロヒンギャ」への支援として、20億円を拠出。
- 国際機関である、赤十字国際委員会(ICRC)、国連世界食糧計画(WFP)、国際移住機関(IOM)をとおじて支援する。
- ミャンマー政府とは公式な文書交換(契約書みたいなモンですね)は行わない。
ここでポイントなのが、国と国との二国間援助ではなく、国際機関へお金を出す多国間援助で行った、というところです。
政府開発援助(ODA)は以下のように分類されます。
特定の国とやり取りして、支援を進めるのは二国間援助。
国際機関にお金を出すのは、多国間援助。
米国を中心に、軍事政権へ批判が高まっている国際世論に配慮して、直接ミャンマーとはやり取りしない方法を選択したということですね。
ミャンマー政府への意見はいろいろあるので、ここで議論はしません。
ただ、現場で継続した支援が求められているロヒンギャの皆さんへ支援を途切れさせるわけにはいかない。そのための多国間援助、ということでしょう。
今回は多国間援助において、用途を指定して国際機関へ資金を拠出したことになります。
政変で影響を受けるのは弱い立場の人たちです。きちんと必要な支援が届いてほしいと切に願います。