バングラデシュで外国人向けにもワクチン接種が始まりました。
CHECK
-
Bangladesh launches vaccination of foreign diplomats in Dhaka | The Financial Express
thefinancialexpress.com.bd
詳しいことは記事をご確認頂ければと思いますが、無理やりまとめると以下のとおりです。
- バングラデシュ政府は、ダッカを拠点とする外交官にCovid-19に対する予防接種を開始。
- バングラデシュの外務大臣は、すべての国際機関に外国人職員のリストを提出するよう要請しており、その外国人職員はバングラデシュの病院でワクチン接種が可能になる。
- ループプール発電所で働く2,500人以上のロシア国民にロシアのスプートニクVワクチンを投与する要求を受け入れた。
自国民優先のはずのワクチンを、自国で働く外交官にも接種してくれるとは、太っ腹!
バングラデシュが使っているワクチンは英のアストラゼネカ製です。生産国はインドという若干複雑ですが。
実は、今海外にいる日本人はワクチン接種に関して弱い存在です。
日本では「住民票」をベースに、ワクチン接種を開始するようです。
CHECK
-
コロナワクチン接種「住民票ある自治体で」 厚労省方針
www.asahi.com
でも海外にいる日本人にはその住民票がない!ではどこで打つのか?実はまだ答えは出てません。
滞在している国の国民はワクチン接種が進んでも、外国人、つまり私たちのような日本人は打つ機会がありません。
こりゃ困った。
そういう背景から、バングラデシュ政府が外国人にもワクチン接種を進めているのは、ワクチンを打つ機会がいない外国人にとってはとてもありがたい!ということになります。
もちろんワクチンの有効性などなど、別の次元の課題もあるので問題はそんな簡単ではありません。
バングラデシュではロシアの支援で原子力発電の開発が進んでいます。
場所はこちらです。
そのロシア人へのワクチン接種もバングラデシュ政府が支援しているとのこと。
その国の経済発展のため、外国人にもワクチン接種を進めるという選択が途上国にも今後広がるかもしれません。